DXがまだ途上だけど、働き方だけが先行しているのは

乙仲と呼ばれる「海運貨物取扱業者」や通関業者や、フォワーダーと呼ばれる「貨物利用運送事業者」。

彼らが9時5時で仕事する事が、運送業者に荷待ちや荷降ろし待ちを生む要因でもある。

荷受け側も同様だ。

荷が早く降ろせないから、非効率的でしかない。

しかも、昼休憩以外に、10時、15時にはそれぞれ15分の休憩を取る。

建設業は分かるよ。

職人も一斉に休憩となるからだ。

その間は我々運送ドライバーは無駄に待つしか無い。

最近では、ようやく搬出料なるものの、現金払いが少なくなって来たようだが、このキャッシュレス時代に、その部分だけは遅れてるよなって、ずっと思ってた。

金を預かると、領収書を届けなければならないのも無駄な時間だった。

また、受付を含め、物流管理側でもっとスムーズな搬出・搬入が出来ないものかと感じてしまう。

一部タブレットを使った受付をやってるが、それが例えばドライバーからとか、スマホなどでクルマから降りずとも予約が出来る、そして分刻みで荷が受け取れたり、納品出来たりならないものか?

現地に到着する前に、空車になった時点から、おおよそでピックアップ時間、或いは納品時間は予想できるから、その時点で予約出来れば、荷積みも荷降ろしもスムーズな筈だ。

まあ、納品も引取も、働き方が役所のような時間ではなく、フレックスタイム制で、もっと早くから、或いはもっと遅くなっても大丈夫だと予約システムを含めた、物流全体のDX化はもっと進むのにと思う。

書類関係も、いい加減デジタル化しろよと言いたい。

搬出料と同様に事前に提出されたものだけが取扱可能にするなど、運送業者の時短に繋がるデジタル化は、まだまだ遅れている気がする。

また、メーカーなどの出荷品も、それら外国からの輸入貨物なども、これからは時代に逆行するように、もっと時間をかけなければ、何れにしても対応が出来ないと、荷主も荷受け先も顧客も、全てが理解すべき時代になった事を知るべきだ。

例えばメーカーならば、まだ生産過程にあるものまで、出荷優先で受注してしまう。

輸入貨物なら、まだ書類が揃わないから待ってねなど・・・。

そんなものは、数日後、確実に出荷可能になってから発送すべきだ。

それを知らないドライバーは、まだ出来てないからと待たされる訳だ。

その分金払えと言いたい。

飲食店同様に回転を早めたいのは分かるが、もはや各所で人材不足な訳で、何も宅配便だけが配送出来なくなる問題ではないのだ。

その点をもっとメディアも荷主も全ての関係者が共有しなければ、この2024問題は乗り越えられないと思う。

運送業者も、若手や中堅の取り合いという現実を回避しないと、人手不足倒産が増えるだけだ・・・。

私も仲間が辞めていくことは、とても悲しいし、何が問題だったのか、それら問題を解決出来なかったのかなど、考えることの方が多い。

もっと活気に満ちた、笑顔で談笑できるような環境であってほしい。

仲間に遭遇すると、文句しか出ない状況は、絶対に回避すべきだと感じる。