陳腐な作品と指摘されてしまいました・・・(笑)

おとぎ話なんて、陳腐でいいと思っています。

 

この物語は現代版おとぎ話であり、とても陳腐な話だと思って下さると幸いです。

 

つまり、桃から産まれた桃太郎や、竹から産まれたかぐや姫、竜宮城に行って玉手箱を開けてしまった浦島太郎などが陳腐だと思われる方は、お読みになるとがっかりされるのでお薦めしません(笑)

 

タイトル:ムーへの扉

 

富士河口湖町精進という小さな集落で、12年前に二つの謎の未解決失踪事件があった。

 

最初の謎の行方不明事件は、その春先に起きました。

 

地元に住んでいた考古学者と、東京に住む学者仲間4名は当時、自殺の名所でも有名な、青木ヶ原の樹海を探索していましたが、忽然と消えて居なくなってしまったのです。

 

数日後に家族から捜索願が出て、地元警察が捜索するも手がかりが見つからず、自衛隊が200名動員され、付近を一斉捜索したが、5人の学者の誰一人の痕跡も見つける事が出来ませんでした。

 

その学者の妻と子は、失意にかられその集落を出て行ってしまいました。

 

以前から、ここらでは自殺願望者が彷徨い歩き、そのまま生き倒れる事が多い場所ではあるが、迷ってしまい、その場所を出たいと願う者を神隠しのように覆い隠すほど、謎めいた場所では無かった。

 

ハイキングに訪れる一般観光客にも、ガイドが付かないと奥へは入れぬよう、以前から規制はしていた場所でした。

 

地元の集落にとっては、庭のような場所であり、さほど危険と感じては居なかったのですが、その地元の案内人であり、考古学者らの行方不明以降は、地元でも入山を厳しく制限するようになっていました。

 

特に付近の学校では、樹海で遊ぶ事を禁じ、保護者への呼びかけも以前より厳しくなってしまいました。

 

ところが、その前の年の夏休みに、地元の小学五年生がその樹海の入り口付近にツリーハウスを建てた少年達が居ました。

 

学校でもその作品が高く評価を受けていたため、その共同制作者である、今年六年生になる二人の子供、裕紀と朋生にだけは、その小屋で遊ぶのならと、親も学校も黙認していたんです。

 

そして、夏休みが始まる直前、禁止されていた樹海の内部に二人で入り、一人が行方不明になってしまいました。

 

子供という事もあり、すぐに地元の大人達と警察官が、自衛隊の力を借りて、大捜索を行なったが、まるで神隠しにあったかの如く、全く手がかりを見つける事ができずに、捜索は終了してしまいました。

 

その時発見され、助かった少年裕紀(主人公)は、行方不明で発見されぬ親友朋生を忘れようと、その土地から離れ生活をしていた。

 

そして12年の歳月が過ぎ、忘れかけていた矢先に、ある女性が突如目の前に現れた。

 

それが、最初の失踪事件で集落から出て行った考古学者の娘、優香だった。

 

彼女は父の死を認めていなかった。

 

優香が集落に居た頃、優しく接してくれていた、兄のような存在の裕紀を慕い、彼の通う北海道大学に、後を追うように受験し合格する。

 

入学し、再会を果たした優香は、忽然と姿を消してしまった裕紀の親友朋生と、同様に消えてしまった父とその仲間4名が、今でも生きていると裕紀に話す。

 

裕紀もそんな優香のことが気になって仕方なかった。

 

そんな中、思いもよらぬ告白に、裕紀は舞い上がっていた。

 

親友と父親たちを探す旅に出た二人は、樹海の中で過酷な状況を乗り越えながら、自分たちの将来を誓い合っていた。

 

朋生失踪のヒントを発見し、小さな穴を見つけた二人は、躊躇うことなく中に入っていく。

 

その先にどのような危険が待っているか分からぬまま、その不思議な洞窟を進んで行った。

 

これが、溶岩道でない穴だと理解した二人に、様々な困難が待ち受ける。

 

しかし、前に進む以外に方法が無いことを悟り、生き抜く強さを身につけて行った。

 

そして、洞窟を進んで行くにつれ、その場所がとんでもない場所だと思い知らされる。

 

父親たち学者が、この未開の地を発見し、何を目指し進んでいたのか、小学生の朋生が、本当にこんな過酷な旅を、どうしてたった一人でやってのけたのか不思議だった。

 

さらに道を進んで行き、未知の生物や植物に遭遇し、この不思議な空間の謎が、ひとつひとつ解け始めていた。

 

最後に到達した不思議な場所で、探していた親友朋生や優香の父親たちに巡り会うが、驚きの事実を知る事となる。