娘たちに、これだけは言っておきたい。

パパが営業という仕事を諦めたのも、今に繫がるデフレモードが原因なんだ。

営業職を辞める随分前から、商品もサービスも、安ければいいという時代になっていた。

しかし、あらゆる手を使っても、私は価格を下げなかった。

当時社長から、購買部からクレームがきたと電話があった時にも、ハッキリ言ってやった。

それは見積り価格が高いので、他社と比較しても評価が下位だからだったのだ!

当たり前だよな、会社の利益を考え、高く出してるのだから。

そのクレームは顧客にとっては一円でも安くしたく、他社有利と言いたいだけで、自社の利益を少しでも高く見積ってるという意味で言えば、社長としては営業としての私を、高く評価すべきことではないのかと黙らせ、電話を切ったことがある。

だからトップセールスをやってこれたのだ。

そのような根性を見せられない、相手も品質より価格だとなってしまったが故、私の時代はもう終わったと考え、天職と考えていた営業職の舞台から去ったのだ。

あまりにも、自分たちの製品やサービスを低く見積り過ぎだと、バカらしくなったのだ。

会社は利益が出てナンボで、それを評価することも忘れ、利益追求をしなくなってしまった、誰でも出来る安売り営業で、受注することが出来る人間しか必要とされなくなったから、私はもう無理だと考えたのだ!

案の定、利益が出なければ給料も上がらない時代になっていった訳だ。

それは今の時代でも引きずっていて、それでもその仕事を受けなければ、仕事が無くなるからと、すべての人がデフレモードになってしまってる。

それがもう当たり前になってしまっている。

だからもう前線にもでないし、文句も言わない。

給与は低くなる一方だ!

強気の営業こそが将来の利益を確定し、収入アップに繫がる要素であるのに・・・。

人は時代が違うと言うだろう。

つまり、いつまで経っても安い仕事に振り回され、収入面を含めたインフレモードに行き着くことは、今のままでは出来ないと考える。

もう、年寄りだし、時代じゃないから静かにしてようと思ってる。

ただそれだけだ。

お前たちが幸せなら、それでいい。

子育てという重い責任からは開放されたしな!

静かに暮らすよ。