アタマのおかしい奴は他にも居たが、

この男はとびっきりネジがぶっ飛んでいた。

やはり十代の頃。

赤坂プリンスホテルで働いてた時、たまたま後から入ってきた奴に、当時暴走族では、とりわけヤバい連中で、国士舘の奴らが多い、「極悪」という族がいて、そのアタマを張っていたMという同い年の男だ。


立ったまま、天井に蹴りで穴を開ける男は見たことがない。

そいつとはどうにも気が合ってしまい、仲良かったが、仕事の時期がちょっと早かっただけで、何故か私のことを兄貴と呼んでいた。

身長も高く、ケンカはめっぽう強い。

マジで奴とやったら、10秒持つかどうか?

奴の乗っていたアメ車のオープンカーで、シャンパンボトル片手に運転するのだ。

おばパーと言って、パー券は売るが、パーティはせずに金を集める男だ。

十条の地元に遊びに行くと、ヤバい連中が皆頭を下げてくる有名人。

そんな奴と新宿歌舞伎町に行くと、チンピラ5人組見つけて、やっちゃう?・・・と。

兄貴は二人ね!って、おいおい。

警官が彷徨いてたので、何事も無かったが、本当にヤバい男とは、朝鮮人に家族もろとも焼き殺されたIと言う男と、このMだな!